「農業でリハビリを!」

 私が作業療法士を休業し農園を手伝い始めてすぐ、生き生きと働く高齢者を見て「農作業はリハビリだ!」と思いました。その後、障がいを持った方々が農園に来るようになり「農園に来た日は、入眠剤がなくても寝られる」「健康的に痩せられて、健康診断の結果が良くなった」などという声をよく聞くようになりました。

 そこで、それらのエビデンスを取ろうと、北陸農政局や金沢医科大学のお力を頂き実証事業や共同研究を行っています。「農作業した日は睡眠の質が良くなる!」という、想定通りのエビデンスが取れました。これからも自信と根拠をもって、多様な方々に農作業をお薦めしていこうと思います。

 また、今後も農業の生産物の流通以外の魅力を追求・発信するため、研究を続けていきます!!

 

「農福連携の手引き」

noufuku-tebiki.pdf (maff.go.jp)

 

農福連携の効果実証プロジェクト成果発表会の概要:北陸農政局 (maff.go.jp)

 


 

【身体面】生活習慣病に効果のある運動負荷での活動量に関して、

     他の日と比較して農作業日で有意に大きい結果であった。

【精神面】農作業は障がい者の睡眠の質を改善した。

【社会面】障がい者も健常者と同等の成長を期待できる。